先日、Vlogの方にアップしていますが、
稲荷山を巡った時に写した写真が何枚かありますので残しておきます。
伏見稲荷大社へ訪れた理由は、
チャネリング講座で、狐と会話するカリキュラムがあり、
お生徒さんが安全に学びを進められるように、
こちらの神狐にご協力をお願いしていたからで、
御礼を兼ねて、神狐と御祭神にご挨拶するために、
神域の稲荷山を巡らせて頂きました。
千本鳥居までは、何度か訪れた事がありますが、
稲荷山に入山するのは、今回が初めてでした。
京都の山々は、数々巡り続けてきましたが、
実は、稲荷山は畏れ多く、ずっと避けていたからです。
何が畏れ多かったのかと言うと、
稲荷系の最大の聖地であることと、その強烈なパワーでした。
波動に敏感な方は、たぶんこの山を畏れると思います。
人間は強い気を放つ場所を、本能的に怖いと感じるからです。
そう。聖なる地を畏れるのは、人の本能なのです。
母が神道の学校を出ていた事もあって、
私は子供の頃から、神を敬うことの大切さを、
厳しく教わりながら育ちました。
神社の神事を見てわかるように、
神と向き合う時、禊ぎ祓いを行ってから、
丁重に、厳粛に、定められた法則で祀りごとを行うのが神道です。
それは尊いものに対する礼儀であり、
神聖なものを、安易に扱ったり、穢してはならないのです。
稲荷山は元々、龍神を祀る山でしたが、
711年、渡来系の秦氏により稲荷神が祀られたことから、
稲荷の原点として、信仰がはじまりました。
秦氏は聖徳太子との繋がりが深く、
松尾大社をはじめ、秦氏に纏わる場所を大切にしていましたが、
それでも、この山だけは、
どうしても、足を踏み入れることが出来ませんでした。
最大級に、畏れ多かったのです。
訪れて感じたのは、やはり、とてつもなく強いということ。
そして、思っていた以上に、神聖であるということ。
稲荷系の独特の気は確かにあります。
現世利益を願う人々の想念の渦も数々ありますが、
それらは、神狐によって厳密に管理されていて、
山全体が清浄に保たれていることに驚きました。
何より、巡礼や信仰に関係のない、外人さんや観光客、
修学旅行生などが、たくさん出入りしている山であるため、
多くの神狐が、徹底的に神域である山全体を管理しています。
伏見稲荷大社は、稲荷系の最高峰であり、
落ちぶれた霊狐はいません。
そういう意味で、恐れを持つ必要はありませんが、
この山で悪ふざけをしたり、無礼を働くことは、
決して行ってはいけないと思います。
狐を怖いと言う人も居ますが、
蛇や龍だって、怖いものも居ますし、
なにより一番怖いのは、人間かもしれないと、
お山を巡りながら感じていました。
稲荷山は実に壮大です。
今回4時間以上かけて、ゆっくり巡りましたが、
それでも、見ることの出来なかった場所がたくさんありますし、
知れば知るほど、奥深い山でもあります。
神狐は、とても賢く、機敏で、忠実で、
私の中の稲荷の概念が、大きく変化した巡りとなりました。
元々、龍神を祀る山であるため、
龍もたくさん存在しています。
別ルートには、滝がたくさんあるようなので、
訪れることが出来なかった場所も含めて、
また近いうちに、お山巡りをしたいと思います。
今回、動画を撮影させて頂く代わりに、
稲荷山のことを正しく伝える約束をしていました。
そのため、いつもよりも神社紹介のようになっていますが、
稲荷山を一周した動画の方も、宜しければ見て頂けると嬉しいです。
近藤みずほ 拝
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