愛着障害の回避を持っている人が嫌うもの、
それは、詮索されたり、干渉されたりすること。
そのために、人と密接にならないように、
一定の距離を保っています。
特に、行動を指図されることを最も嫌うため、
いま何をしているのか、次の予定は何をするのか、
ただ聞いただけでも、咄嗟に嫌な気持ちが発動して、
予定が無かったとしても、予定があると言ったり、
忙しいことをアピールしてしまうことも多いです。
干渉されることに敏感に反応するのは、
成長する過程の中で、自分の意志を認めてもらえず、
ああしなさい、こうしないと駄目だと、
指図を受け続けて育った結果によるもので、
自分の行動を制限されることに対して、
常に無意識で警戒し続けています。
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詮索されたり、干渉されたりするのは、
誰もが嫌なことだと思いますが、
自由意思を奪われ続けて育った回避型の人は、
それを極端に嫌います。
行動予定を聞かれなくても、
それを報告しなければならない状況も苦手です。
報告、連絡、相談の、報連相を行うことも、
管理されているような気持ちになるので、
予定を言わずに、黙って行動することが多いです。
約束事も苦手なので、ドタキャンも多くなります。
自分の時空間を無意識で守っているので、
直前になって急に、自由を奪われるような気持ちになったり、
自分の意志をはっきりと口にすることが苦手なので、
嫌だと言えないまま予定が来てしまって、
ドタキャンしてしまうケースもあるでしょう。
それらの行動は、傍から見ると無責任に見えたり、
身勝手に思えるかもしれませんが、
それを理解して受け入れてあげることが、
彼らとの関りを続けるために必要になります。
何故なら、それは自由意思を奪われ続けた結果の行為なので、
癒されるためには、
自由意思が尊重される必要があるからです。
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まとめると、自由と孤独を愛する回避型の人は、
自分が侵害されない領域を確保して生きているので、
その距離に合わせて、無理に詰め寄ろうとしたり、
詮索や干渉をしないように心がけること。
自由意思を尊重してくれるパートナーとの関わりが、
長く続けられるようになると、
少しずつ警戒を緩めて、心を開いてくれるようになります。
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