久しぶりに金剛山と葛城山の山麓に広がる
葛城の地を巡りました
かつては毎週末のように足を運んでいた奈良も
いまは半年毎になりましたが
私の生涯のライフワークとして
やり残してはいけない事がここにあるので
葛城に足を運んだのは20数年前
甘樫丘の展望台から南西に見える山の山頂に
夕日の太陽が輝いていて
導かれるように車を走らせた先に
高鴨神社がありました
京都の下鴨神社と上賀茂神社の元である鴨総本宮
ご祭神の味耜高彦根神と下照比売神は
私の出身地である米子市にゆかりのある神であること
また、大国主が出雲国を譲る時に
最後に残した遺言である出雲国造神賀詞の中にある
四つの宮のひとつであることから
この宮は、特に大切にしています
いつ訪れても、清らかで美しい宮ですが
今回は新緑の彩りに包まれて
なおのこと、清浄な美しさが際立っていました
日本の神社の美しさは
世界中のどんな神域やパワースポットよりも
素晴らしいものであると思っています
そして、この清浄な氣こそ
日本の神々の持つ神氣であり
これからの世に光を照らす源なのです
葛城にあるもうひとつの
鴨氏が信仰していた宮である鴨都波神社
この地がどれほど重要であったかは
この神籬からも感じられます
伊勢遥拝所になっていますが
ここで古代祭祀が行われてきたのでしょう
事代主命と下照姫命を主祭神として
建御名方命が配祀されています
事代主命は言代主命
一言主神社の社伝によれると
一言主大神は事代主神と同一神であるとも伝えられています
そして、私も
一言主大神とされる事代主神は
葛城王朝におけるとても重要な人物であったと思っています
御祈祷をされていた宮司様の背中の光に
一言主大神のお姿が浮かび、尊く神々しく感じました
一言主神社から歩いてほど近い場所にあるけれど
地元の方に何度か道を尋ねながら
たどり着くことができました
ここで記念写真を撮る人も
珍しいのではないかと思うけれど(笑)
事代主神の娘の媛蹈鞴五十鈴媛命の
子供である綏靖天皇の葛城高丘宮があった場所で
蘇我蝦夷が、ここに祖廟を建てて
八佾の舞を行ったとされる
今回の巡りの最大の目的
ここに訪れることが出来て本当に嬉しかったです
畑道のような高丘宮への道中
たくさんの野の花や虫たちに出会えました
てんとう虫は天道虫
天に向かって飛ぶ姿から、太陽神のお使いであるとか
愛すべき可愛らしい姿をしているけれど
以外にも、肉食な所も好き
私も、お肉は食べますし
そして、たぶん肉食系(笑)
いつも燃え続ける、内なる情熱の炎が
私をずっと動かしてきました
私が辿り着きたい場所は、天にあるのかもしれません
その為には、絶え間ない努力と行動が
必要であると思っています
いま、乗っかっている葉っぱの先まで上がりきったら
次の葉っぱに移動する、てんとう虫のように
大和の高天原と伝えられる、高天彦神社
やはり、とても高い
頭頂部を浄化して覚醒させるような周波数
本殿の上空から
まっすぐに降りてくる強力な氣
ここが最高点であり
ここから葛城一帯、さらには大和一帯まで
神氣が広がっているのでしょう
葛城の最高神である
高皇産霊神を祀るとされていますが
たぶん、本来はこの地の主神である高天彦神で
後に、高皇産霊神となったのではないかと思います
何故かというと、葛城族や鴨の神々は出雲なのに
ここに、出雲に国譲りを指示した高皇産霊神が祀られて
さらには、高天原伝説まであることに
少し、違和感を感じるからです
しかし、祭神名がどうであれ
この宮の素晴らしさは、格別です!
丸一日、葛城どっぷりな贅沢な日
清々しく美く、そして温かなパワーに
魂から癒されました
Ꮇ♰Ꮓ
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