
桜井に引っ越して早一ヶ月。
突然吹き荒れた、突風に飛ばされて、
気が付けば奈良に居た、そんな感覚ですが、
嵐が過ぎた瞬間、もう何年とここに住んでいるような、
落ち着きと平安の中にいます。
飛鳥や大和を巡り続けて25年。
神仏霊場から、遺跡や古墳、陵墓や山々を、
長く巡り歩いてきましたが、
これまで、奈良に住むという決断には、
至りませんでした。

しかし、札幌に住んでいる頃は、
知人にお借りしたお部屋が、大和高田にあり、
そこで定期的に、仕事をしていた事もあります。
当時の名前は、桜井五十鈴。
桜井は、桜井市のこと。
五十鈴は、大物主(事代主)の娘の五十鈴姫から。
私の人生は激動の連続で、
運命はいきりなり、意図しない方向へと動きますが、
振り返ってみると、
全ては必然であることを思い知ります。

立春の朝、ふと思い立って、
三輪山の御来光を拝みたくなりました。
でも、いまの時期は、
三輪山から昇る朝日を大鳥居方向から見る事が出来ず、
箸中から、檜原神社まで車を走らせて。
檜原神社は、大神神社の中で、
一番好きで、一番通っていた場所。
気温は-1.5度、
霜が降りて一面が白くなっていましたが、
神聖な朝日を拝むことが出来ました。

折角なので、山の辺の道を歩いて、
岩壺池にある八大龍王弁財天龗神神社へ。
池には薄氷が張っていてましたが、
ここでも、時間差でご来光を拝むことが出来ました。
立春の三輪山は、私がこれまで見て来た中で、
一番美しい姿でした。


この日の様子は、ルナチャンネルの方でご紹介しています。
三輪山には、1月9日の新年の登拝開始を待って、
初めて登山してきました。
大峯の山々や金剛葛城山など、
奈良の山は、これまで結構登ってきましたが、
三輪山が、何故初めてだったのかというと、
あまりに畏れ多い山だったからです。
正直、登るのに怖さを感じていましたが、
私の予想を遥かに上回る、素晴らしい山でした。
山に漂う神聖で濃厚な気と、
中津磐座と奥津磐座のスケール感は、
これまで数々の磐座を巡った中でも最強で、
大和の神々の偉大さを、改めて思い知りました。
2月も、お朔日に登ることが出来たので、
これから、毎月登拝したいと思っています。

三輪山には深い思い入れがあります。
何より、ここが出雲の国譲りの舞台であったこと。
出雲族が追い払われて、身を隠していたダンノダイラも、
三輪山の背後にある、巻向山の山頂付近にあり、
国譲りの時に、大国主が遺言で残した、
出雲国造神賀祝の中にある、4つの社は、
大神神社と、その周囲にあり、
この地が、出雲国譲りの舞台であったことを、
物語っています。

山陰で育った私は、出雲の地を祈り歩きながら、
やがて、大和の地に通うようになりました。
そして気づいたのは、私が愛しているのは、
大和にある、出雲であること。
出雲と大和を巡る祈りの旅は、もう終わりを迎え、
ここ数年、山々を巡っていたつもりでいましたが、
どうやら、まだ終わりでは無く、
むしろ、これからが本番の様に思います。

全てが光となり、本来あるべき状態へ。
人々が、大和の心を思い出して、
調和した、明るい世が蘇りますように。























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